タマちゃんはバイオリン弾き

皆様から大変ご心配をいただいて心からお礼申し上げます。幸いにも食欲が普通になり水も飲むようになり、まずまずといった今日のタマちゃんです。今後とも宜しくお願い申し上げます。

 タマちゃんの顔写真を載せることに戸惑いがありますが、皆様が嫌でなければ、この姿もタマちゃんということでお許しいただいてこれからもブログを続けていきたいと思っています。

 救いは、タマちゃんが自分の顔がどうなったかを知らないことです。







 片目を失うことは、タマちゃんにとって平衡感覚や日常の行動に多少支障をきたしていますが、これも慣れると思います。水のみの器をエリザベスカラーがひっかからないように大きな間口のものに替え、またトイレのカバーを外してカラーが引っかからないようにしました。

 エサと薬のときは、カラーを外しますが、自由に食べたいおやつの器をどうしようかと考えましたが、とりあえず食べなかった黒缶プレミア(マグロカツオ)を台にして皿に少しエサを乗せて出しています。これならカラーが引っかからずに済みます。





エリザベスカラーの端でお皿を倒してしまいました。 ホタテを上げたときは上手に出来たから、まさか、カリカリが不満でちゃぶ台をひっくり返したのではないと思いますが。





 好きな物を好きなときに誰にはばかることなく食べるのがタマちゃんの生き甲斐なので、カラーをつけたままで食べれるようなエサの器などをこれから探さなければと思っています。



血がにじむ左目。でも、元気があります。



トイレと水を飲みに行く以外、ホタテを出さないと自分からは動きません。


 昨日は偶然とはいえ、盲目のバイオリニスト、川畠成道さんのコンサートに行って大変感動しました。

 タマちゃんのことが思い浮かび涙が出てきました。

 「G線上のアリア」を聴きながら、2年半前、死線をさまよったタマちゃんが、痛み苦しみを抱えながらも今も生きていることの目に見えない美しさを感じました。

 わたしは、以前、谷川俊太郎・覚和歌子さんの詩の教室で「天上の音楽」という題で川畠成道さんのことを書いたことがありました。まさしく、バイオリンは彼の魂だなあと感じました。

 タマちゃんも目には見えないバイオリン弾きかもしれません。ニャアと鳴けない猫ですが、美しいメロディを「奏でている」と思います。

 川畠さんは視力を失ったけれど、より深い心の豊かさを聴衆に与えているなと感じました。

 ゴッホは友や耳を失い、川畠さんは視力を、そしてタマちゃんは目を失いつつあるけれど、失ったものが宝になりさらに豊かさを持つということがあると思いました。

 失ったことは得ることかもしれないなあと。失ったことで他者を豊かにしているかもしれません。

 目の前からタマちゃんが居なくなる日、わたしの心に癒せないと思える深い悲しみをもたらすでしょう。それからやがて心が落ち着き、わたしはこう信じる勇気を持てればと思います。7年前、保護した時から、今日までずっと、姿が見えても見えなくても、盲目のバイオリン弾きのように美しいメロディを私たちに奏でていますと。悲しみが育てる心の「豊かさ」を感じとれることを今から準備していきたいです。

 副腎皮質癌の腫瘍を手術したときも、今回の目の手術のときも、手術を終えて病室に戻ってきたときの新鮮な、神々しいといえるような「いのち」の輝き、あたりに満ちていた静けさ。あのひととき。畏敬の念すら起こさせた小さい猫のいのち。タマちゃん自身は辛く、その身体状況は困難だったけれど、そのひとときは、人の心を豊かに新たにしてくれました。

 傷ついたバイオリン弾きのタマちゃん。今日も美しいメロディを奏でてくれています。

 ーーー 余談 ーーー

 たいていは弱々しく横になっているタマちゃん。エリザベスカラーをしてもおとなしく抵抗をしません。そんなタマちゃんを病気だからと同情してホタテを茹でてお皿に乗せたら、ものすごい勢いで立ち上がり、急に元気が出てイノシシのように突進してお皿に向かいます。そして、台所の前でいつまでも粘られて、わたしからまたホタテを引き出そうとしています。負けそうです・・・。



 タマちゃんは内股で座ったり歩いたりします。おしとやかですが、食欲旺盛、食べることが生き甲斐です。

 イザヤ53「まことに、彼は私たちの病いを負い、私たちの痛みをになった。」


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