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ホタテ貝柱とタマちゃん


 皆様に、タマちゃんのことでご心配をおかけしています。昨日、おばちゃんに電話をしたら、タマちゃんは、ほどほど元気だとのことです。

 家に来てから2年目のタマちゃん。(2007年)



 猫用ホタテ貝柱というおやつ(treat)を通販で買い海外から日本に送った私。このおやつを食べて心が踊ったタマちゃんの姿を思い浮かべながら、可愛いね~と思っている飼い主。しかし、思い返せば、タマちゃんはきりがない。『スミレさん、もっとください』と、どこまでも後をつけてきた。無視、無視と心でつぶやきながら、ふと、立ち止まると、可愛い目で私を見上げるタマちゃん。

 「え~い、面倒だ! 好きなだけお食べ!」と大盤振る舞いの飼い主。自分にあきれながらも、『こんなに喜んでもらえるなら、本物のホタテをお腹いっぱい食べさせよう』と高級刺身用ホタテひとパック600円を買いにスーパーへ走る私。帰ると、タマちゃん、礼儀正しく、台所で今か今かと待っていた。私の江戸っ子気質を見抜いているのか、あっぱれタマちゃん。

 「私、これでも、詩人なんです」って人に言ったら、笑われるだろう。「私、これでも、ファッションモデルです」と言っているのと同じことだから。15歳の時、詩人の茨木のり子「私がいちばんきれいだったとき」という詩を読んで、私も詩人になりたいと思ったっけ。あれから幾とせ。気がつけば、「麻布十番わたしの猫日記」。沢山の皆様と交流が出来て、何よりです。


 茨木のり子 「汲む」

「汲む
―Y・Yに―

大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始るのね 墜ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇  柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……
わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです 」

 
 
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