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クロネコが寄ってきた。

近所の家の軒先で私を待っていたかのように挨拶に来るクロネコ。「魔女の宅急便」のジジに似ているので、ジジクロちゃんと勝手に命名。頭をなでると、私の手に顔をすりするしてくる。私を離してくれないのかしらと思いきや、とつぜん、地べたにごろんとなった。



 私のことをまるで旧友にでも会うかのようにやって来て、すりすりしてごろんと道にひっくりかえる。私に何を期待しているのかつかめず、耳を見ると、ジジクロちゃんも、幾分自分の行動に戸惑いを覚えるかのようなイカ耳。


                                  『あなた私のなんなのさ?』と言いたいのか?

                                ジジクロちゃん、そんな耳をされると、私だって戸惑ってしまうというものよ。

 さて、昨日は、オーナーの(今では友達となった奥様)リズさんがフロリダに2週間行くというので一日大忙しでパッキングをしていた。お気に入りの水着をクラブに置いて来たから、いっしょに取りに行きましょうと誘われて、バークレーの超高級住宅街の先にある「クレアモントクラブ」に連れて行ってもらった。プールもテニスコートも立派なもので、今度は私をゲストとしていっしょに泳ごうねということにまでなった。(考えても見なかった!こんな一部の富裕層の集まるゲストクラブに足を踏み入れるとは!)


受付のお兄さんが、表情を変えず、「こんにちわ!」と日本語で言うので、私は見るからに日本人なのだろうと思った。帰りに、リズさんが、近くのPeet's Coffeeでお茶をしようと言う。ほうじ茶も人気。

(miuさんによれば、Peet's Coffee ではスマトラコーヒーが一番美味しいとのこと。いつも、午後3時過ぎになるので、カフェインを気にしている私はまだ飲んでいない。明日こそ!)

 さて、リズさんはいろいろな話を私に打ち明けてくれるようになった。彼女の5年間の日本滞在で培った日本人への親しみがそうさせるのだろう。

 「スミコ、面白う話しを聞かせようか」とリズさんが言う。フロリダで幼友達に会うかどうかを悩んでいる。父親同士も親友で、生まれた時からいっしょとう友達に。

 その友達は、父親からボストンとフロリダにあるホテルを遺産としてもらい現在経営している。ところが、ある日を境にリズさんに対していつも怒っているという。リズさんに、きつい言葉も言うし、自分がいつも上であるという態度をとる。リズさんは、その幼友達の考えを理解できないながらも、彼女には友達としてつきあってきた。見下げられても傷つく言葉を言われても、幼友達だから失っては行けないとさえ思っていた。

 幼友達は一人暮らしをしている。大金持ちなのにケチなことろがあり、自分本位の狭い考えになってきたという。

 ある日、リズさんとグレンさんと子供たちと幼友達でフロリダの彼女の所有するホテルで食事をした。食事が終わりグレンさんが代金を払おうとすると、幼友達は激怒したという。
「私のホテルで、あなたが払うなんて信じられないわ!」と。

 幼友達のホテル内のレストランで食事代を払ったのはこの自分たちなのに、なぜ彼女が、自分たちが払ったからと怒るのかわからないと。きっと一人暮らしで寂しいのかもしれないわと。

 私は、「きっと、幼友達はあなたにもっと注意を向けてもらいたいから、逆に怒っているのじゃないの?」と言った。リズさんは、「彼女は、最近、犬を飼ったことがとても彼女には良かったみたい。心がやわらくでしょ。でも、私、今回会うかどうするか・・・。どうして私は人の気持ちになぜか気を使って、いつもピースメーカーの役なのかしら?」と。

 帰りに、ガソリンを入れるべきかどうかまで私に相談する。相談されても私もさっぱりアメリカのガソリン事情に疎い。でもガス欠よりはいいんじゃないの?というと、なぜかなっとくして20ドル分ガスを入れた。

 この家の半地下にもアパートがあり、とても、広く、ジムもあって、とても素敵。そのアパートに、広島大学の准教授家族が到着して滞在している。時差のため一日以上寝て何の物音もしないので、リズさんと心配した。彼らが出てから入る人がそのアパートを見に来たけれど、准教授は眠っていて起きず、中に入れず、私にどうしようかと問いかけるリズさん。

 そうこうしている内に、グレンさんが仕事場から家に帰って来た。
「リズが二週間旅行に行くから、スミコも夕食に加わってください」と言い、私は、またごちそうになった。遠慮している私に、リズさんは「スミコ、いっしょに食事をしてくれてありがとう」と言ってくれて感激。



 リズさんとグレンさんは年配のご夫妻。リズさんはキュートと思える人柄で、グレンさんとお互いに尊敬し心から愛し合っているという仕草をする。それがとても可愛らしい。
「グレン、あなたは私がいなくなって寂しくなるかしら?」
「もちろんだよ、リズ」
と二人は、食事をしながら、片手をつないでいる。そして、面白い冗談を言い合っている。私は、だまって二人を邪魔しないようにチキンパイに集中した。
「あなたは、私を友達にやり込められていると言うけれど、あなたは、やり込められる友達もいないじゃない、ぐれん」と二人で大笑いしている。
 とても幸福な二人を見ていると私も幸せになる。
 この家に居るだけで、気分がとても感謝と幸せと自然に思えるのは、二人の穏やかな愛情が家中に満ちているからだろう。
 


 アメリカの富裕層の孤独というものを思ったことはあったけど、具体的な話を聞いたのは初めてだ。

 夜11時30分のフライトだから、タクシーで空港に行くというのを、グレンさんは、「僕が送って行くよ」と仕事の疲れも見せず、大事なリズをケアしているグレンさんにもとても好感を持っている。


           表千家のリズさん。まるで、「この花を私だと思ってね」とでも言いたげに、自分の庭から摘んで来て、花瓶に入れて、私の部屋に置いてくれた。


             この家にお世話になっています。



 








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